歯車によるギミックが見た目にも楽しいワーカープレイスメントゲーム『ツォルキン:マヤ神聖歴』

マヤ文明をテーマにした本作ですが、見た目も非常に良く、コンポーネントにもこだわりを感じます。
なかなか難しいゲームですが、コツなどがわかると非常に面白さが伝わってきます。
そんな「ツォルキン:マヤ神聖歴」について紹介します。

概要

このボードゲームは、部族の繁栄を目指すワーカープレイスメントゲームです。労働者コマをマヤ文明の古代都市に配置するのですが、その先が歯車になっています。ゲームが進むにつれ歯車が進んでいき、実行できるアクションが高度なものになっていきます。そして、配置している労働者コマを取ることでアクションを実行します。
ここで重要になるのは、労働者に支払われるコーンです。1ゲームで4回の清算タイミングがあり、そこで労働者の数に見合うコーンを支払わなければなりません。また、歯車に労働者を配置するにもコーンを支払う必要があります。
コーンをやりくりしながら建築物や記念碑を建て、信仰を深めて神殿に尽くし、最終的に得点を一番獲得したプレーヤーの勝利となります。

こだわりのコンポーネント

本作の魅力の一つとして、マヤ文明を感じられる様々なコンポーネントがあります。メインボードには至る所にマヤ文明の建築物が描かれていますし、その上に配置するタイル、またメインの歯車にもしっかり綺麗な模様が刻まれています。極め付けは水晶髑髏でしょうか。これらのコンポーネントたちがゲームを盛り上げ、ボードゲームをやった!という満足感を与えてくれます。

玄人好みのゲーム性

プレーヤーはワーカーを置くか、取るかしかないので、そんなに難しくなさそうに感じるかもしれません。しかし、ワーカーを置く場所の選択肢やタイミング、相手の邪魔をするような配置など、考えることはたくさんあります。それ故に、本作に慣れているプレーヤーと初級者~中級者までのプレーヤーとでは格段に実力差が出てしまいます。
もし本作を遊ぶのであれば、ワーカープレイスメントゲームをいくつか遊んでからのほうがいいでしょう。いくつか遊んでみて、他のもやってみたい!ということであれば、その選択肢の一つとして考慮するのも1つの手だと思います。

まとめ

本作のゲームボードの一部は折り畳み式になっているのですが、それが壊れやすいように思います。そのため、折り畳みの部分を別々にしてしまうか、補強するなどして対策したほうが良いかと思います。
拡張セットである「部族と預言」は、本作を更に難しくした内容となっています。もし、本作を遊んで気に入ったのであれば、是非導入を検討してみてください。更に難しくなった盤面に、より頭を悩ませてくれることでしょう。

以下のサイトに情報の記載がありますので、参考にしてください。
https://hobbyjapan.co.jp/tzolkin/

公開ボードゲーム紹介, ライター記事

Comments

  1. まみた のプロフィール写真
    まみた

    やる前までは難しくてややこしそうと思っていたのですが、取るか置くかどっちかの2つだけで分かりやすく、でもどっちかしか出来ないジレンマでとても楽しめました!

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